「しっかり咬める」「自然に見える」インプラントについて
インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント)を直接埋め込み、その上からセラミックなどでできた歯冠を装着することで歯の機能を補う治療法です。人工歯根は骨と結合しやすい性質を持つチタンでつくられており、顎の骨としっかり固定されるため天然歯に近い咬み心地が得られます。
世田谷区用賀の歯科・歯医者「おおたデンタルクリニック用賀」では、自然な見た目と咬み心地を兼ね備えたインプラント治療をご提供しています。日本口腔インプラント学会専門医の肩書きを持つ理事長・院長が、歯科用CTやノーベルガイドシステムなどの最新設備を駆使し、安全で精度の高いインプラント治療をご提供いたします。インプラント治療に不安がある方は、お気軽にご相談ください。
インプラント治療のメリットとデメリット
どんな治療にもいいところとそうでないところがあります。両方をよく理解して、後悔のない治療を選択していただけるように、インプラント治療のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット | デメリット |
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インプラントが顎の骨としっかり結合するので、天然歯と同等の咬む力と咬む心地が得られる | インプラントを埋め込むための外科手術が必要なので、持病など患者様の体の状態によっては治療できない場合もある |
インプラントに装着する人工の歯冠にセラミック素材のものを選ぶことで、天然歯のように自然な仕上がりが実現する | インプラントと骨が結合するのに時間がかかるため、治療期間が長くなる |
1本で独立するインプラントは周囲の健康な歯に負担をかけないので、残った歯をさらに失うリスクが少ない | 自費診療のため、治療費(自己負担)が高額になる |
当院のインプラント治療の特徴
理事長・院長はインプラント学会の専門医です
日本口腔インプラント学会は、国内のインプラント関連学会で会員数が最も多く、権威のある学会です。同会では口腔インプラント学に関わる広い学識と高度な専門的技能を持つ歯科医師を養成することで、安全・確実なインプラント治療を実施することを目的にさまざまな資格を設定しています。
「おおたデンタルクリニック用賀」の理事長・院長は、2017年に日本口腔インプラント学会専門医の資格を取得しました。専門医になるためには、下記のような条件をクリアする必要があります。
- 日本国歯科医師の免許を有している
- 5年以上継続して日本口腔インプラント学会の正会員であること
- 研修施設に通算して 5 年以上在籍していること
- 日本歯科医師会会員であること
- 専門医教育講座を 3 回以上受講していること
- 同会学術大会及び支部学術大会に 8 回以上参加していること
- 同会専門医制度施行細則(以下、「施行細則」という。)に定める 所定の研修を
終了していること - 口腔インプラント指導医 2 名(内1名は施設長)の推薦が得られること
- 施行細則に定めるインプラント治療の経験があること
- ケースプレゼンテーション試験に 合格していること
- 同会学術大会又は支部学術大会において 2 回以上発表を行っていること
- 口腔インプラントに関する論文を本会 学会誌 又は委員会が認める外国雑誌 に 1 編以上
発表していること
このほか、専門医の資格を更新する際にもさまざまな条件が設けられています。当院ではこれからも患者様に安全で精度の高いインプラント治療をご提供できるよう、治療技術の向上をめざしてまいります。
デジタルレントゲンとパノラマレントゲンを用いた精密診断
当院ではより安全にインプラント治療を行うために、歯科用CTを導入しています。レントゲンで得られるのは2次元の画像ですが、歯科用CTでは口腔内の情報を3次元画像で見ることができ、顎の骨の状態や神経・血管の位置などを正確に確認することができます。
これらの情報を手術前に正確に把握することで、インプラントを埋め込む位置を事前に決めることができ、手術時間の短縮や術後の痛み・腫れの軽減につながります。患者様の体への負担を最小限に抑えるためにも、トラブルをゼロにするためにも、歯科用CTはインプラント治療に欠かせない機器なのです。
なお、歯科用CTの被ばく量は、胸部や胃のX線検査における被ばく量よりも少なく、人体に対する影響はほとんどありません。どうぞご安心ください。
ノーベルガイドシステムの導入
ノーベルガイドとは、正確なインプラントの埋入をサポートするコンピューターシステムです。歯科用CTで撮影したデータをもとにインプラントの埋入場所や埋入角度を導き出し、コンピューター上で手術のシミュレーションを行うことができます。ノーベルガイドには次のような特長があります。
- 安全で正確にインプラントを埋入できる。
- 手術時間が短縮でき、患者様への負担を軽減する
- ほとんど歯茎を切開しないので、治癒期間が短い
- 手術当日に新しい歯を入れられる
日本でノーベルガイドを導入している歯科医院は多くはありません。ノーベルガイドを使ったインプラント治療をご希望の方は、ぜひ当院にご相談ください。
インプラント治療の流れ
一般的なインプラント治療の流れをご紹介します。
STEP1:歯茎の切開 | STEP2:ドリリング | STEP3:インプラント埋入 |
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インプラントを埋入するために歯茎を切開し、顎の骨を露出させます。麻酔下で行うため、痛みはほぼありません。 | 専用のドリルを使用し、シミュレーションをした場所にインプラントを埋め込む穴を正しく開けます。 | ドリルで開けたスペースに、インプラントを埋め込みます。 |
STEP4:待機期間 | STEP5:アバットメント装着 | STEP6:人工歯装着 |
インプラントを埋めた状態で歯茎を縫合します。インプラントが顎の骨と結合するまで、3~6ヶ月ほど時間を置きます。 | インプラントと顎の骨が結合し安定したら再び歯茎を切開し、人工歯(歯冠)との連結部分であるアバットメントを装着します。 | アバットメントに人工の歯冠を装着したら治療終了です。治療後もしっかりとケアを行い、インプラントを長持ちさせましょう。 |
インプラント周囲炎にご注意を!
インプラントは人工物なので虫歯になることはありませんが、インプラント周辺の歯茎は人工物ではないので、ケアを怠ると歯周病に似た「インプラント周囲炎」にかかる可能性があります。放置すると自然に治らないところも、歯周病と同じ。炎症の程度が大きいと、ある日突然インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
せっかく入れたインプラントを長持ちさせるためには、適切なケアでインプラント周囲炎を予防することが大切です。当院では歯周病専門医の理事長・院長がアフターケアまでしっかり対応いたしますので、インプラント治療後のメインテナンスは当院へお任せください。